クリストさんからサインもらっちゃった。

北大で急遽クリストの講演会が催されるというので、友達を誘っていってきた。
クリストは、よく美術の教科書にでてくるアーティストで、
特にシャンゼリゼ通りや、ポンヌフ、ドイツの帝国議会議事堂や島(!!)などともかく何でも布で包む作品が有名。
「一番大変なことは許可を得ることです。包みたいものや場所は誰かの所有物ですから、理解を得ます」
それでどこを強く推して説得するのかというと
見たこともない美しいものが見られますよ。
…なんですって。
http://christojeanneclaude.net/
非常に素敵な講演会でした。
もちろんアーティストとして考えさせられることもありましたし
一連の作品に対するコンセプトは純粋なまでにまっすぐでシンプル。
なにより、クリストさん自身の人柄が一番魅力的でした。

(左から、友達のミシェル、クリストさん、私)
講演会が終わった後、なんと別室で親睦会がありました。
数人入れるくらいの小さな部屋でした。
まだご本人はいらっしゃらなくて、なんと挨拶したものかもじもじしていると
風のように登場。
挨拶して握手をしたらあったかくて乾いた大きな手でしたよ。
「札幌はどうしても来たかったんだよ」とのこと。
見ていて美しいものをつくりたい。
コミュニケーションなくして作品は成り立たない。
人や地域に迷惑はかけない。
クリストさんは受け取り側から逃げない、絶対に。
話を聞けてよかったです。