「ホツトケーキ食う」
エッセイストで画家である玉村豊男さんの「食は三代」に、
日本画家だったお父さん(玉村方久斗)の甘党っぷりを紹介している箇所があります。
中にお父さん自身が書いたエッセイもあって(題:ホツトケーキ)
喫茶店で、コーヒ!!と言つたあとで、
あのホツトケーキが喰ひたくなるのを、どうしようもない。あの愛嬌よくぷつとふくれ上がつた、ホツトケーキを。
けれど“大人の甘黨は、子供じみてゐて氣がひけるもの”らしく、大きなホールでは苦労したらしい。
・・・たしかに、甘いものは頼みにくいのかもしれないなぁ。
男性が一人で喫茶店に入って、例えば「本日のスペシャルパフェとコーヒー」なんて注文はさすがにしなさそう。
ウェイトレスも帰宅後、早速友達に話すると思うし。
ダンディズムってやつは必要だけども厄介です。
けれど、そんな様子でホットケーキを食べてるのを想像するとほほえましくって好きなんですが。
今読んでいるのは、最新刊の玉村さんの本。
この方は食や、パリをはじめとしたヨーロッパでの話を多く書かれる人ですが、
私は画家・玉村豊男さんから知りました。
初めて、絵に関したエッセイが出たというので、早速購入!