高校卒業の時に作ったクラスの文集を、ひょんなことから家族が見つけだし言いました。
「あんた結構強烈なことかいてるわー」と。
…ホントだーっ!
美術の専門コースだったので、文集というよりイラスト集。
6年10組らしいです。
当時、「とにかく絵を描いて暮したい」と言うだけ繰り返していたようです。
具体的な夢を持てずにいたので、不安から口走っていたようなもの。
そしたら学校で
「久美ちゃん、その絵で飯なんて食っていけると思ってんの?
自分の絵、そこまでうまいと思ってんの?」なんて真顔で尋ねられたことがあったっけ。
そういう反応が出ることを予測していても直に来られるとやっぱり弱い。
けど、誰が自信満々で夢を語れるっていうんだろう?
面喰ってぐうの音も出なかった自分と
専門学科にいながら夢に広がりを持てない周囲に
ずい分とガッカリしたものでした。
その子だって意地悪で聞いたわけじゃない。みんな自信無いのは同じだったもんね。
…だからこんな事書いたのかな。
意地でも“そっち方面に流れてやるぞ”と。
今もきっと、“流れている途中”なのです。
どこへ向かってるのかなぁーこっちで正しいはずなんだけど方向音痴なので
感覚が頼りです。
絵のお仕事なんて具体的に一つもわかってなかったし、
皆より、できることが極端に少なかったわけで
他人に言われるまでもなく、行く末が不安で仕方なかったです。
追い出されるまで家にいるパラサイトなんとか、ってやつになるんだと思ってました。
続けていれば、どうにでもなるんですよね。きっと。
まだまだ自信は持てない。だから続けなきゃ。
このころの私が今を知ったら、何てリアクションするだろう?
目玉剥いて驚くんだろうなぁ。でも不安定っぷりには妙に納得したりすんだろうな。
いやだなぁ。
高校生の頃からずっと変わってません。懐かしいけれど昔には戻ろうとは思いません。
今も不安でいっぱいで、たまに寂しいし
処理しきれず失敗ばかりで成長をたまに疑いますが
小さな後悔も、物忘れが激しいので気になりませんし、幸せです。
先は見えなくても、最小限の後悔ですむように
個展準備とお仕事、がんばりまふ。
長くなっちゃった。