わたくし、こんな絵をかいてます~Look at my ART!

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8月号ゼクシィ付録・鍋つかみ

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リクルートから出ている結婚情報雑誌「ゼクシィ」8月号の特別付録 
Hany's Closet×ゼクシィ ハッピー鍋つかみ 豪華2点セット イラストを担当しました。


昨日、また母校で講演をさせていただく機会があったので、学生さん達に見せるにちょうどいいや、とコンビニで買いました。結婚情報誌をもってレジに行くなんて生まれて初めて。

『近所ならホント買いづらいよな~って、自意識過剰か。べっ、別にレジの人にどう思われても、不自然じゃないよ。結婚間近な人って思われるのも気分悪くないし。どちらにしても今回ばかりは必要があって買うんだから』

…などなど心でブツブツいいつつ中身を広げでてきたのが、これです↓

最近の雑誌付録は立派ですねっ。普通に雑貨屋さんで売られてるぐらいにしっかりした作りです。
じ、自分でいうのもなんだけど…これ、カワイイっ。めんこく出来たんでないかい。可愛くできてますよね!
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ハートの方ですが、真ん中の切り込みから手を入れて使うようになっています。この中もきちんとプリントされてました。
結婚控えてる花嫁予備軍さん、新妻ほやほやさんたちも、喜んでるんじゃないかな。料理張り切っちゃおうとか思ってくれたらうれしいです。

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illustrator CS4 2011
このデータを中国へ送信する…という時が、確か3月11日でした。
電話も、メールも使えない日が続いたので、苦労してやった仕事がどうなったのか全く把握できず
友人たちの安否や、目まぐるしい報道に、寝不足に、頭の中がグルグルしたことはちょっと忘れられません。
こうして無事配布されているのを手にすると、なんだか頭がぼーっとしてきちゃいます。
…ぼーっとしてるんなら、普段と大して変わらないか。


札幌のコンビニで買い、学生たちに見せ、恩師に見せ…見事それを札幌へ置いてきてしまいました。
結局、自宅近くのコンビニに立ち寄り、買い直す羽目になりました。店員さんは顔見知りなので
店員:「えっ?えっ?」
私 :「(食い込み気味に)違います」
これだから嫌なんだよ、もー!!


最近のわたくし。髪形変えました!
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by sichihuku | 2011-06-29 18:24

晴れた新冠にて

先日、新冠へ行ってまいりました。新冠といえば、競走馬の生産が盛んです。
この時はまだまだ肌寒くて、晴れていてもギューっと体に力が入って硬くなるくらい。
いやぁ、実にお寒ぅございました。

約束の時間まで時間があり、緊張しているせいか落ち着かず、じっとしているのもなんだと、ぷらぷらしてみることに。
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それまでのうす曇りから、少し日が差してきました。
新冠を見渡せる展望台の様な場所にたつと、大量の風が優しく強く、たっぷりと吹きつけています。

見渡す限りの緑です。ダ・ヴィンチの空気遠近法、じゃないですが
向こうに行くほど淡くかすむだけではなく、風が吹く所、風の濃い所でも景色の濃淡は作られてるのかも、と
震えながら思ったりして。新冠は美しい場所です。
「やー。これはすごいー」と一応撮影しようとするんですが
とてもそのスケールを納める事はできません。風景写真とは全くムズカシイ。
歯をカチカチさせ、薄着できてしまった事を後悔しながら、デジカメを仕舞いました。


10分が経ち、とある牧場へ。どうした事かものすごぉーく緊張して、ロクな挨拶も出来ずもじもじしてしまいました。普段の図々しさも、牧場では固くなってしまうのです。
「ちょっと待っててね」牧場主さんが一度奥へ戻られ、その間ひたすら飼い犬に吠えられてる私。
ウォンウォンとチュンチュン鳴いてる鳥のなかから
「ぶるるるるるっ」という声が頭の斜め上から降ってきたので見上げると
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小高い丘の上で、二頭の馬が身を寄せ合い立っていました。
しっぽをくるんくるんマイペースに回転させながら、密着して、たまに思い出したように顔をあげて目を細めている。

「あっ」と声が出てしまうほどの光景でした。すっかり目を奪われてしまった。

真っ青な空の下でくつろいでいる様子は風景に増して雄大で
元々濃い茶色の毛をした馬達でしたが、ちょうど柔らかな逆行を浴び、青空にくっきりと浮かび上がっていました。

この時こそ、「写真撮んなきゃ!!」な心境だったのですが
ろくに話も出来ていないのに勝手に写真を撮りまくる状態っていうのも、どうなんだろうと
妙な遠慮(?)をしてグッとこらえたのです。

馬の絵が苦手な私ですが、この時ばかりは
あとからでもキチンと描ける。心にずっと残るし、残る様にちゃんと見よう…

と、二頭の馬達をギリギリまで焼きつけたのでした。


繰り返しになりますが、私は馬の絵を描くのが非常に下手くそです。(というより馬に限らず上手いわけじゃないんだけど)
こんなに難しい題材は無いなぁ。皆さんどうですか?
骨格、筋肉の複雑な事ったら。写真や動画、解剖図と首っかけ。4年も描き続けてるのに毎度泣かされています。


去年あちこち回った時も、「うおー馬でけぇー」だとか「牧場でけぇー」、「みんなまじめぇー(←当たり前だ)」の
いかにも素人らしい驚きばかり。目を白黒させてるうちに終わったようなものでしたが
先日はその時々のシーンがバチっと心に入って来て
そのたび「私きっと忘れない」風景が心に何枚も残りました。


馬は相変わらず難しい。けれどこんなに心をとらえる動物もいません。
だから何枚でも描きたくてたまらない。難しいけど描きたい。
ちょっとだけ近づけたのかなって、思ってます。

自分の馬を描けるようになるまで。
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by sichihuku | 2011-06-17 00:53 | Horse

日本製の素晴らしい絵の具。

もう六月の半ばになっちゃって、あっという間に半年が経ってしまいました。
さすがの北海道も、まだ寒かったりして中々スカッとしませんが、晴れてる日には庭に出て家庭菜園を楽しんだり、外のベンチと机で本を読んだり酒を飲んだりと、できるようになってきました。
窓を開けると「初夏の匂いがするなー」など感じられたりして
季節ごとの風の匂いがわかる時があります。今時期の外の匂い大好きです。

そうやって日向ぼっこをしながら半年を振り返ると…身体を丸めたくなるような事たくさんありました。
身も心も結構キツかったです~。中心がずれてしまったロクロの上の粘土みたいだった。

6月に入ると、妙だった体調も元通りになりました。
5月中は一体どうしたんだろうと焦るに焦りましたけれど、よかったよかった。
毒を出し切ったってことだろうかと考えますとスッキリしたものです。
自分の心と体を大切にするというのはどういう意味なのかと、30歳になって真面目に考えるとは何とも情けない話ではありますが
現在はまた制作に打ち込む日々。制作は我流の祈りみたいなものかもしれない。
いつもありがとうございます。自分を含めて、みんなが笑って過ごせますように。

さて、最近新しい絵の具を買いました。
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画面下左から時計回りに、シュミンケ、ホルベイン透明水彩絵の具(チューブタイプ)、同じくホルベインチューブと、クサカベ、ウィンザー&ニュートン。
そして赤いふたが新入り君!!!
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ホルベイン アーチスト パンカラ―
ホルベイン、とはドイツ画家の名前でもあるんですが(日本語では”ホルバイン”と表記されてますね)
ここでいうホルベインは日本の画材メーカーの名前です。

ホルベインの絵の具はなじみ深く、扱いやすい。チューブタイプの透明水彩絵の具とは高校生の頃からお世話になっています。
最近になって、色んな絵の具を使ってみようと外国製のそれらを試すようになりました。
ドイツのシュミンケ、イギリスのウィンザー&ニュートンの高級絵の具は、それまでのホルベインと比べると高価で
それだけにそれらの透明感、発色の仕方などには驚かされます。

ホルベインの絵の具は低質だというのではなく、塗り込みが好きな私にはとても使い勝手がよいんですが
高い絵の具ってこういうものなんだな、ということを知ったのでした。
外国製=高級品質の図式が頭の中にできていたのでした。

ところが

先日いつも行く画材屋さんで、仲良しの店員さんとおしゃべりをしていて
「ホルベインも、外国製並みの価格ですんごいのを出して来たんですよ!」というので
試しに触らせてくださったのが、このホルベイン・アーチスト・パンカラー。
「ちょっとこの発色の仕方は感動ものです」
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感動しました。

きらめくような発色。カラーインクぐらいの鮮やかさなのに、色に重量もある。しっかりと塗り込む事ができます。

シュミンケの発色も素晴らしいけれど、アッサリしていて繊細なイメージ。
ウィンザー&ニュートンはカッチリとフォーマルな雰囲気がある。(あくまで私の使用感ですよ)
ホルベインの個性って「しっかり」が特徴かなぁと個人的には思っています。
親しみやすく、とにかくしっかり紙に着く。今回のパンカラーは、それプラス、驚くほどの伸び、透明度、鮮やかさなのです。粘度もありますが、薄めるとさーっと風みたいに広がります。
使った感触は「朝ごはんをしっかり食べた時に得られる満足感」に似てる気がするんですけど、通じるかな(笑)
新鮮味と、ズシっとくる腹もちの良さっていうか…あぁ、実際に触らせてあげたい。じゃないとこの感じは(この文章力では)とても伝えきれません。
にじませた時に絵の具が広がる清々しさったらありません。この絵の具最高!!!

あとは容器さえしっかりしてれば言う事なし!ちょっと作りがダサいんだよなぁ…。
絵の具の下に磁石がついててパレットから脱落しないようになってるのは良いんだけど、そのパレットがプラスチック製で扱いにくいうえ、安っぽい。
ステンレス製のしっかりした空き容器も各サイズ販売してほしいです。あるならすぐ買うなぁ。


・・・と熱く語ってしまった。


しかしもっと感激したのは、
この厳しい時に、こんなに素晴らしい絵の具が日本で製造販売されたという事。
外国製が素晴らしいとばかり思っていた透明水彩絵の具の中
世界に誇れる品質の、本当にいい絵の具を作ってくださった、という感じでいっぱいなのです。


震災があって、絵の具を買い求める人たちも一時減ったと聞きます。
「絵を描いてる場合じゃない」と思われたのは、仕方ない心情ではありますが、さびしい気持ちもしました。
私は絵の力を信じてます。

なのでとても励まされました。
この国がこんな状態になっていて、ニュースで政府の対応とか見てると恥ずかしくなったりしてばかりだけど
日本で誇れるものがこんな身近なところであるとなると、みんなに自慢したくなります。
日本もこんなにいいものを作ってるんだよ~と。私の絵もそう言ってもらえるようにしないと釣り合わないな011.gif
絵を描くのがまたさらに楽しくなりました。愛用してゆきます。
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by sichihuku | 2011-06-16 00:32 | 制作閑話