動物の解剖図鑑を買いました。昨日届いたっ
!
仕事で馬の絵を描くことがあり、骨格や筋肉をもっと詳しく知りたかったのです。
皮膚に覆われた動く筋肉の塊。その下に支える美しくガッチリした骨が隠れています。
馬が6割、その他犬、ネコ、ヤギ、ライオンと続きますが、馬のアナトミカル・ドローイングが多いですね。
アーティストの為の本とあるので、写真は一切なし。鉛筆でのそれと、英語での解説になってました。
大変分かりやすく、何より面白いです。
口腔外科の学者さんのお友達に、人間の、しかも本物の死体を使った解剖図鑑をかりたことがありまして
気持ち悪いかと思いきや、なんとそれはまことに美しい写真たちでありました。
リンパ節や、血管、筋肉の流れに、完璧な骨。頭の縦断面図(!!)など、アルチンボルドの絵画みたいなんですよ。
お医者の卵が初めて解剖や手術をするとき、どんな気持ちでメスを持つの?と聞けば
その学者さんは素直に
「ワクワクもしたし、神聖な気持ちになったんだ。目にしたときは肉体の美しさに感動したよ」といいました。
視点がちがうとこういう感じになるんですねぇ。
私が学生のとき、古い人体解剖図鑑を見たことがありますが、
要は『死んだ人間バラバラ写真』なわけですから気持ち悪くなって大変でした。
しかし、今は…。本物を使った図鑑が欲しかったんだけども、まぁ、今はコレで我慢です。
いきものって、そのもの自体には無駄がないんですね!
うまレター2009年三月号より