以前の記事「sichihukuの卓上」を銅版画にしました。
少し大きめに詳細を掲載いたします。
原画はF8号(455×380)ですが、
この版画は紙のサイズB3(515×364)に引き伸ばしました。
ペンの走った様子そのままではあるものの、写真製版の銅版画ならではのかすれ、
風合いが出ていますので、
それを見比べてくださいね。
色はいつもと同じ透明水彩絵の具を使っています。
パソコンのモニターではどうしても鮮やか過ぎるように映りますが、
実物は、吸収性の高い紙に色を含んだ水が吸い込むので、マットな感じです。
これが写真製版された版です。
青い部分が薬剤で、線部分だけ銅が見えています。
青い部分は腐蝕されません。
これをそのまま腐蝕液に入れると完成なのですが…
失敗するとこうして青い薬剤がはがれすぎてベロベロになってしまいます。
む…難しい!日々、色々研究中であります。
工房にある暗室のドアに張り紙。
普通の写真処理と違って作業がしやすいように感光速度はかなり遅いのですが、
それでもちょっと神経質になっちゃいますね。
ホコリが付かないようにとか、薬剤を均一に塗ろう!等、気を使います。
トルエンやキシレンの充満した怪しい小部屋に化しているという…。
事実上わたしの部屋になってしまった。ご迷惑おかけしてます。
ガスマスク着用で頑張ってますよー!
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