わたくし、こんな絵をかいてます~Look at my ART!

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日本製の素晴らしい絵の具。

もう六月の半ばになっちゃって、あっという間に半年が経ってしまいました。
さすがの北海道も、まだ寒かったりして中々スカッとしませんが、晴れてる日には庭に出て家庭菜園を楽しんだり、外のベンチと机で本を読んだり酒を飲んだりと、できるようになってきました。
窓を開けると「初夏の匂いがするなー」など感じられたりして
季節ごとの風の匂いがわかる時があります。今時期の外の匂い大好きです。

そうやって日向ぼっこをしながら半年を振り返ると…身体を丸めたくなるような事たくさんありました。
身も心も結構キツかったです~。中心がずれてしまったロクロの上の粘土みたいだった。

6月に入ると、妙だった体調も元通りになりました。
5月中は一体どうしたんだろうと焦るに焦りましたけれど、よかったよかった。
毒を出し切ったってことだろうかと考えますとスッキリしたものです。
自分の心と体を大切にするというのはどういう意味なのかと、30歳になって真面目に考えるとは何とも情けない話ではありますが
現在はまた制作に打ち込む日々。制作は我流の祈りみたいなものかもしれない。
いつもありがとうございます。自分を含めて、みんなが笑って過ごせますように。

さて、最近新しい絵の具を買いました。
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画面下左から時計回りに、シュミンケ、ホルベイン透明水彩絵の具(チューブタイプ)、同じくホルベインチューブと、クサカベ、ウィンザー&ニュートン。
そして赤いふたが新入り君!!!
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ホルベイン アーチスト パンカラ―
ホルベイン、とはドイツ画家の名前でもあるんですが(日本語では”ホルバイン”と表記されてますね)
ここでいうホルベインは日本の画材メーカーの名前です。

ホルベインの絵の具はなじみ深く、扱いやすい。チューブタイプの透明水彩絵の具とは高校生の頃からお世話になっています。
最近になって、色んな絵の具を使ってみようと外国製のそれらを試すようになりました。
ドイツのシュミンケ、イギリスのウィンザー&ニュートンの高級絵の具は、それまでのホルベインと比べると高価で
それだけにそれらの透明感、発色の仕方などには驚かされます。

ホルベインの絵の具は低質だというのではなく、塗り込みが好きな私にはとても使い勝手がよいんですが
高い絵の具ってこういうものなんだな、ということを知ったのでした。
外国製=高級品質の図式が頭の中にできていたのでした。

ところが

先日いつも行く画材屋さんで、仲良しの店員さんとおしゃべりをしていて
「ホルベインも、外国製並みの価格ですんごいのを出して来たんですよ!」というので
試しに触らせてくださったのが、このホルベイン・アーチスト・パンカラー。
「ちょっとこの発色の仕方は感動ものです」
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感動しました。

きらめくような発色。カラーインクぐらいの鮮やかさなのに、色に重量もある。しっかりと塗り込む事ができます。

シュミンケの発色も素晴らしいけれど、アッサリしていて繊細なイメージ。
ウィンザー&ニュートンはカッチリとフォーマルな雰囲気がある。(あくまで私の使用感ですよ)
ホルベインの個性って「しっかり」が特徴かなぁと個人的には思っています。
親しみやすく、とにかくしっかり紙に着く。今回のパンカラーは、それプラス、驚くほどの伸び、透明度、鮮やかさなのです。粘度もありますが、薄めるとさーっと風みたいに広がります。
使った感触は「朝ごはんをしっかり食べた時に得られる満足感」に似てる気がするんですけど、通じるかな(笑)
新鮮味と、ズシっとくる腹もちの良さっていうか…あぁ、実際に触らせてあげたい。じゃないとこの感じは(この文章力では)とても伝えきれません。
にじませた時に絵の具が広がる清々しさったらありません。この絵の具最高!!!

あとは容器さえしっかりしてれば言う事なし!ちょっと作りがダサいんだよなぁ…。
絵の具の下に磁石がついててパレットから脱落しないようになってるのは良いんだけど、そのパレットがプラスチック製で扱いにくいうえ、安っぽい。
ステンレス製のしっかりした空き容器も各サイズ販売してほしいです。あるならすぐ買うなぁ。


・・・と熱く語ってしまった。


しかしもっと感激したのは、
この厳しい時に、こんなに素晴らしい絵の具が日本で製造販売されたという事。
外国製が素晴らしいとばかり思っていた透明水彩絵の具の中
世界に誇れる品質の、本当にいい絵の具を作ってくださった、という感じでいっぱいなのです。


震災があって、絵の具を買い求める人たちも一時減ったと聞きます。
「絵を描いてる場合じゃない」と思われたのは、仕方ない心情ではありますが、さびしい気持ちもしました。
私は絵の力を信じてます。

なのでとても励まされました。
この国がこんな状態になっていて、ニュースで政府の対応とか見てると恥ずかしくなったりしてばかりだけど
日本で誇れるものがこんな身近なところであるとなると、みんなに自慢したくなります。
日本もこんなにいいものを作ってるんだよ~と。私の絵もそう言ってもらえるようにしないと釣り合わないな
絵を描くのがまたさらに楽しくなりました。愛用してゆきます。
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by sichihuku | 2011-06-16 00:32 | 制作閑話